ランナーのためのランニング障害SOS

まつだ整形外科クリニック

さいたま国際マラソン

2017年11月28日

こんにちは、一段と寒さが増してきましたね。

家でまったりこたつの中に入るのも良いですが、そればかりでは運動不足で体がなまってしまいますね。

日頃運動しない方も運動不足解消にランニングをしてみてはいかがでしょうか?
体も温まって健康にもなって一石二鳥です!

申し遅れました、まつだ整形外科クリニックの理学療法士、法貴です。

今回は当院院長の松田と理学療法士の藤田・法貴が参加した「さいたま国際マラソン」の大会レポートをお届けしようと思います。



さいたま国際マラソンとは?

2017年11月12日(日)、さいたま市で第3回さいたま国際マラソンが開催されました。

当日の天気は晴れ、最低気温は1.8℃、最高気温は23.5℃でした。

朝の時点で少し風が吹いていましたが比較的走りやすい天候だったと思います。

さいたま国際マラソン大会はまだ3回目で歴史が浅いですが、前身は「さいたまシティマラソン」というハーフマラソン主体の大会でした。

それが2014年に国際陸上連盟指定の「さいたま国際マラソン」になり現在に至ります。

2014年まで開催されていた「横浜国際女子マラソン」から女子マラソン代表選考会としての役割を引き継いでいるので、国内外から女子のトップランナーが集まる大会としての顔も持っています。

スタートまでの会場レポート

一般フルマラソンの部は9時40分スタートでした。

スタート・ゴール地点になるさいたまスーパーアリーナは7時30分に開場しましたが、その時点で最寄りのさいたま新都心駅ではすでに多くのランナーで溢れていました。

参加者はさいたまスーパーアリーナで事前受付をしているので当日はナンバーカードを見せるだけで、後は暖かい屋内で着替えや荷物預かりなどの準備が出来ます。

寒さを気にせずにスタートまでの時間を過ごせることは良い点だなと感じました。

大会前日と前々日に行われた事前受付の会場(同じくさいたまスーパーアリーナ)でドリンクやウェアの販売などが企業ブースで行われていたので、当日の会場内は物販はほぼありません。

代わりにコンディショニングブースがあり、市民ランナーの方達が利用していました。

どのマラソン大会でも同じだと思いますが、やはりスタートまでのトイレ渋滞はこの日も発生していました。

ただ参加人数とトイレの個数の割合をみると比較的良かったのかな?と個人的には感じました。

どのトイレでも男子個室は行列になっていましたが場所によっては列が短いところもあり、事前に計画立ててトイレに並べばあまり焦らずに準備が出来ると思います。

男性・女性で階が分けられておりプライバシーの確保がちゃんとされているのも良かったと思います。

細かいところで言うと手荷物預かりのバッグが十分な大きさがある、手荷物の出し入れが割と早い、といったことも他の大会に出場したことのあるスタッフからは好評でした。

やはり細かい気配りはいつでも大切ですね。

コースレポート

さていよいよスタートです。



実際にコースを走ってみて、自分自身気づくことがたくさんありました。

一番思い知らされたのは練習不足ですが(笑)。

コースはさいたまスーパーアリーナを出発してから旧中山道を南へ向かいます。

北浦和付近で国道453号線を東に走っていくと浦和レッズの元ホームスタジアムの駒場運動公園に到着します。

駒場付近でちょこちょことした坂がありますがまだ序盤なのであまり気になりませんでした。

そこから国道463号線で埼玉スタジアムに向かうのですが、ここで新見沼大橋を通ります。

この橋のあたりが長く横からの風にさらされる区間でした。

当日も風が強かったので、出来るだけ集団から離れずにターゲットを決めて風をよけながら走ることを考えた方がいいと思います。

まだ体力はあるので気にせず走ることも出来ますが、後から考えるとここでいかに体力を残しておくかも大事だな、と感じました。

埼玉スタジアム2002に着くと第1折り返し地点です。

折り返して少し行ったところが20km地点になり、その後も第2・第3と折り返し地点が設定されています。
ここでテンポを乱さずに自分の走りを守ることができると後半にスムーズに繋げられると思います。

東北道を越える手前からまた坂が始まり、新見沼大橋を西に戻ります。

強めの風に耐えながら駒場に戻ってくると35km地点となります。

フルマラソンは「30kmからが勝負!」としばしば言われますが、さいたま国際マラソンの特徴は35km以降の坂道がきついところにあります。

27km以降から出てくる坂道で筋肉に着実にダメージを負わせてきたところで、36km地点にある新浦和橋で一番の高低差となる坂道が現れます。

身体的にも精神的にもきつさがピークを迎えます。

走ってみて感じたのは、私の場合、後半の坂道ほど足の接地時間が長くなる感覚がありました。

蹴る力が弱まっていることでランニングフォームが崩れ、体幹の軸もぶれてきたのだと思います。

それによって足が地面についてから離れるまでが長くなり、膝や股関節への負荷も大きくなります。

普段からの練習がやはり重要ですが、腕をしっかり振って軽い前傾姿勢を意識しながら走ることで、完走後の回復を早め、痛みを防ぐことができると思います。

最後に、大会スタッフや応援してくださる沿道の方の暖かさが1番身にしみました。

埼玉育ちの自分とってさいたま国際マラソンは、これからももっと大きく成長して盛り上がっていって欲しいな、と思える大会でした!

最新の記事