ランナーのためのランニング障害SOS

まつだ整形外科クリニック

足根管症候群

2013年11月3日

こんにちは!

ランニング障害SOSサイト運営している市民ランナー整形外科医の松田です!

今日は休診日です。が、提携病院にて外来と手術をしてきました。身体はクタクタですが、充実感で心は満たされています(^^

今回は、<足のランニング障害>における神経の障害について解説します!

足根管症候群

足関節の内果(内側のくるぶし)後方に足根管というトンネルがあります。

この足根管は、内果と踵骨をまたぐ屈筋支帯と呼ばれるバンドと骨の間で構成されているトンネルです。

この足根管には、足の指を曲げる腱や、足を内側に動かす腱が走っています。
そして、動脈、静脈、後脛骨神経が通っています。

この後脛骨神経が、何らかの原因で窮屈となり圧迫されると、足の裏がしびれる症状が起こります。

●原因

距骨と踵骨の癒合症やガングリオンなど、足根管内に占拠病変が存在することもありますが、はっきりとした原因が不明なものも約20%ほど見られます。

●診断

足根管部における疼痛や圧痛、Tinnel sign、そして脛骨神経領域(足の裏)のしびれなど知覚鈍麻が特徴です。

●治療方法

一般的に保存療法を行います。消炎鎮痛剤やビタミンB12などの服用、患部へのステロイドの注入などが行われます。

効果がない場合は手術療法が行われます。

原因となる癒合症やガングリオンの切除と足根管の支帯切離や開放を行います。

足根管症候群のまとめ

✔内くるぶし(内果)後方に疼痛や圧痛
✔足底のしびれを生じる
✔基本的には保存療法

—Memo—

ジョギング足(jogger’s foot)

扁平足のアスリートでは、脛骨神経の末梢における内側足底神経が、舟状骨結節後方で絞扼されることがあります。

これをジョギング足(jogger’s foot)といいます。

—-あとがき—-

このトンネルの入り口部分では、神経が骨の上を通るので外からの圧迫に弱い場所です。

日頃下駄で生活している若い板前さんが、デートのために革靴を新調して、一日履いて神経を痛めてしまった例があるそうです(^^;

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