埼玉県熊谷市で「まつだ整形外科クリニック」を開院しています。5年ほど前から走り始め、2012年の東京マラソンでサブ4を達成。その後は古傷と相談しながら時間を見つけて楽しく走っています。モットーは【楽しみながら走る「Fun Run」】
故障しても走りながら治すことを提唱しています!
このサイトが少しでもランナーのみなさんのお役に立てれば幸いです(^^
整形外科医市民ランナー

大腿部のランニング障害(大腿四頭筋肉ばなれ)

インソールバナー2

2013年11月2日




こんにちは!

ランニング障害SOSサイト運営している市民ランナー整形外科医の松田です!

現在故障中の私は「走りながら治す」を実践中です。

今朝は娘と30分ゆったり、のんびりジョグをしてきました♪

さて、今回は<大腿部ランニング障害>の続きで
「大腿四頭筋肉ばなれ」と「坐骨結節周辺部の痛み」について
解説します!

大腿四頭筋肉ばなれ


大腿四頭筋のなかで、特に肉ばなれが起きるのが「大腿直筋」です。

ランニングによる大腿直筋の肉ばなれは、大腿二頭筋長頭や
半膜様筋と比較して頻度は少ないですが、成長期や女性ランナー
に多いのが特徴です。

●診断
ハムストリング同様に、腹臥位における膝の屈曲をみます。
膝を屈曲することにより大腿四頭筋のタイトネスをチェックできます。

軽度損傷の場合は、膝は90度以上屈曲可能ですが、
中等度では90度以下、重症例では45度も屈曲できなくなります。

また中等度以上のケースでは痛みのために股関節を屈曲する姿勢が
みられます。

●発生メカニズム

大腿直筋がもっとも伸展される際に発生します。

この肢位はRUN中にハムストリングの筋収縮によって
後方に蹴りだした脚を前方に振り上げる姿勢です。

この時に大腿直筋は強く伸展されます。

●治療方法

基本的にはハムストリングと同様です。

Ⅰ度は1,2週、Ⅱ度で数週から1,2か月でスポーツ復帰が
可能です。

Ⅲ度の損傷はランニングではまず生じないでしょう。

坐骨結節周辺部痛


この部位での痛みは鑑別診断を必要とするケースも少なく
ありません。

神経の絞扼性障害である梨状筋症候群やハムストリング症候群
などがあります。

ランニングによる痛みの原因としては、ハムストリング付着部の
炎症が良く見られます。

多くは繰り返される動作によって付着部にストレスがかかり、
微小な損傷が起こるためです。

●症状
 
患部の圧痛がみられます。

また、ハムストリングに緊張を与える姿勢
(膝を伸展させて拳上:SLRテスト)すると、
内転すると痛みが誘発されます。

●発生メカニズム

ランニング中における振り上げ動作や接地動作で、
ハムストリングの近位付着部が坐骨結節と擦れ合って
生じると考えられています。

*肉ばなれが瞬間的は収縮による急性損傷であるのに対して、
このような腱付着部の炎症は、繰り返される微小な損傷と
考えられます。

●治療方針
 
患部の安静や抗炎症処置を中心とした保存療法が
中心となります。

むしろ再発予防のために、体幹・股関節周囲の安定や柔軟性を
獲得することが大切です。


●鑑別診断

いずれも類似症状を呈するので注意が必です。
・梨状筋症候群:梨状筋の出口で坐骨神経が絞扼される。
・ハムストリング症候群:半膜様筋と大腿二頭筋長頭の間の
繊維性索状物で、坐骨神経が圧迫される。
・腰椎椎間板ヘルニア:椎間板の髄核が神経根を圧迫。

大腿部肉ばなれと坐骨結節周辺部痛のまとめ


 ✔ランニング中、後方に蹴りだした脚を前方に振り上げる姿勢で発生
 ✔重症例は少なく、比較的早期に復帰可能
 ✔体幹・股関節のストレッチで予防が大切


—-あとがき—-
ついつい焦って不十分な状態で復帰してしまうランナー
がいます。
痛みがなくなっても、復帰後はサポーターなどで保護しながら、
ゆっくり焦らず行いましょう。
再発が多いのは復帰するタイミングが早いか、
もしくは復帰後のケアが不十分の事がほとんどです。



インソールバナー2



無料小冊子 整形外科医が教えるランニング術


ランナーの7つの御利益とは?

その1.走って筋肉や骨が強くなる!
その2.走って脂肪燃焼!
その3.走ってメタボを予防する!
その4.走って多くのホルモンが分泌する!
その5.走ってアンチエイジング!
その6.走ってセルフマネジメント能力を高めよう!
その7.走って脳トレ!

小冊子をお申し込みいただいた方には、定期的にランナーのためになる情報を無料メールマガジンとしてご案内いたします。

プライバシーポリシーはこちら


メールアドレス

タグ

38キロ LSD いい血液 アウターマッスル アキレス腱炎 アーチサポート イオン インナーマッスル オーバートレーニング症候群 オーバープロネーション カロリー カーボローディング ギプス固定 グリコーゲン コレステロール サラサラな血液 ストレッチ スポーツ心臓 スライド ツボ テーピング テーピング固定 トレーニング ハムストリング バックエクステンション・プレスアップ バランス ヒアルロン酸注射 ヒップアブダクター ビギナーランナー フルマラソン フルマラソン完走 マラソン マラソン力 モルトン(モートン)病 ランナー ランナー障害 ランニングの魅力 ランニングドクター ランニングフォーム ランニング便利帳 ランニング動作 ランニング日誌 ランニング障害 ランニング障害SOS ランバー・ハイパーエクステンション ロング・スロー・ディスタンス 三角骨障害 上前腸骨棘 下前腸骨棘 下肢のランニング障害 下肢の疲労骨折 下肢疲労骨折 下腿部のランニング障害 不可欠脂肪 不整脈 中殿筋 中足骨疲労骨折 亜脱臼 代謝亢進 低体温 低体温症 低酸素 体外衝撃波疼痛治療装置 体脂肪 体脂肪率 先天性股関節脱臼 副交感神経 半腱様筋 半膜様筋 坂道トレーニング 坐骨結節 坐骨結節周辺部の痛み 基礎代謝 外脛骨障害 外腹斜筋 夜ラン 大殿筋 大腿二頭筋 大腿四頭筋 大腿四頭筋肉ばなれ 大腿筋膜張筋 大腿部のランニング障害 大腿部ランニング障害 大腿骨 大腿骨疲労骨折 失速 山西哲郎 市民ランナー 弾発股 後脛骨筋腱炎 心室細動 心房細動 心拍数 心疾患 心肺停止 恥骨疲労骨折 感覚器 感覚障害 扁平足 日本体育協会公認スポーツドクター 日本医師ジョガーズ連盟 日本医師ジョガーズ連盟会員 最大心拍数 有痛性外脛骨 有酸素運動 朝ラン 東京マラソン 死亡率 水分補給 治療 炭水化物 狭心症 狭窄 田中宏暁教授 疲労蓄積 疲労骨折 目標タイム 直前 知覚鈍麻 短腓骨筋腱 種子骨障害 第一中足骨種子骨障害 筋トレ 筋トレラソンランナー 筋力トレーニング 筋持久力 筋疲労 筋肉 筋肉の異常収縮 米国心臓病学会 糖分 経口補水液 肉ばなれ 股関節のランニング障害 股関節外転 股関節臼蓋形成不全 肥大型心筋症 脂肪燃焼 脂肪燃焼燃焼効率 脊柱起立筋 脚がつる 脚の痙攣 脛骨 脛骨疲労骨折 脛骨神経領域 脛骨過労性骨膜炎 脱水 脱水予防 脳卒中 腓骨筋腱炎 腓骨筋腱脱臼 腕振り 腸脛靭帯 腸脛靭帯炎 腸腰筋 腸腰筋腱炎 腹直筋 腹筋 膝蓋大腿関節 膝蓋大腿関節障害 膝蓋腱炎 膝蓋骨 膝関節 膝関節のランニング障害 自発的脱水 舟状骨疲労骨折 調整方法 足のランニング障害 足底腱膜炎 足根管症候群 跳躍型疲労骨折 過剰骨 過剰骨障害 適正体脂肪率 鍼治療 長腓骨筋腱 関節 電解質 電解質のアンバランス 顆上骨折 骨シンチグラフィー 骨幹部骨折 骨盤疲労骨折 骨盤部ランニング障害 鵞足炎 鼠径部痛症候群 30キロ走

Copyright© 2013 run-care.com All Rights Reserved.