埼玉県熊谷市で「まつだ整形外科クリニック」を開院しています。5年ほど前から走り始め、2012年の東京マラソンでサブ4を達成。その後は古傷と相談しながら時間を見つけて楽しく走っています。モットーは【楽しみながら走る「Fun Run」】
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整形外科医市民ランナー

ランニングに必要な体幹(コア)について【第1回】 

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2017年5月1日




お久しぶりです。理学療法士の為ヶ谷です。

今回はランニングに必要な体幹機能について話したいと思います。



ランニングに必要な体幹機能とは?



ランニングをしている方は、『体幹を鍛えると走りが良くなる』と一度は聞いたことがあると思います。

ランニングに関する本を読んでいると体幹の機能としては以下のような説明があります。

・ランニングでは腕の振りや足のスイングとキック動作を効率よく行うために体幹の安定性・固定力が重要であり、体幹が壁のように全く動かない状態では肩甲帯や股関節に力が上手く伝達できないため運動の効率が低下させる。

・体幹(腰椎-骨盤)の可動域は狭いが、安定したなかでも3面の小さな動きでかつ速く筋収縮が発揮できなければならない。

・ランニングでは体幹に重力や風圧抵抗を含む全ての方向から外力に耐える事のできる固定力が必要であり、また隣り合う肩甲帯や股関節との共同作業が必要である。

そのためには中枢となる体幹の適切な可動域の中で細かく速い収縮力が上下肢への力の伝達を可能にします。


ここで出てきた『体幹の安定性・固定性』『適切な可動域で速い筋収縮』がポイントとなります。





安定性や固定性には筋力が関わりますが、速い収縮になると筋肉がスムーズに伸張されることでより速い収縮が起こるため、筋柔軟性が必要になります。

また筋肉が伸張されるためには関節の可動域も必要になります。

さらに筋収縮の生理学(滑走説)を考えると、筋収縮は太い線維と細い線維が縮んで重なり合うことで起こります。

この筋線維1本1本がある程度離れている状態(張力がかかっている状態)で収縮すると一番強い収縮を発揮されるとされています。

つまり筋線維が縮んでいる状態からさらに縮んでも強い力が入らないということになります。

そのため筋全体の柔軟性だけでなく、筋線維1本1本も緩んでいなければいけません。(下記の図)



ランニングに必要な体幹機能3つ



上記のような説明を解釈するとランニングに必要な体幹機能は、下の3つになると考えられます。

①筋力による固定性

②筋肉の柔軟性 

③骨格の可動性

体幹の機能についての第1弾はここまでになります。

次回は自分の体幹機能を評価してみましょう。


参考資料
走動作のファンクショナルトレーニング(文光堂)
生理学テキスト(文光堂)



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