朝ランについて
2013年12月2日
こんにちは!ランニング障害SOSサイトを運営している日本医師ジョガーズ連盟会員ランニングドクター(整形外科医)の松田です!
福岡国際マラソンをTV観戦しました。
川内選手の積極的で粘り強いレースに感動しました(^^
レース中の表情を見ていると誰よりも辛そうですが、あの粘りは素晴らしいですね~!
強靭な精神力ですね。
また、藤原選手は故障明けでまだ状態が完全回復していないようでした。
しっかり回復して素晴らしい走りを見たいですね。また頑張って欲しいです!(^^
これからも応援していきます!
さて、あなたは「朝ラン」派ですか。それとも「夜ラン」派でしょうか。
今回は「朝ラン」についてお話しします(^^
朝ランのメリット
1日のうちでいつ走るのが最も効果的か?と聞かれても正確な回答はありません(^^;
週末はともかく、仕事をしている市民ランナーにとっては平日に走るとしたら、早朝か仕事後の夜のどちらかでしょう。
それでは朝ランのメリットについて、医学的な要素も含め私なりの考えをお話します。
●脂肪燃焼に効果あり!
まず、一番効果がると思われるのが「脂肪燃焼」です。
特に、朝食前が効果的です。
人間の体は食事を摂取することによって、インスリンが分泌されます。
するとインスリンがエネルギー源としてのグルコース(血糖)を利用し分解します。
夕食を摂取して睡眠をとっていますので、早朝の時間帯はインスリン濃度が低い状態なのです。
そのため、脂肪をエネルギーとして使いやすい状態になっています。
つまり、同じ運動量でもカロリーが消費しやすいわけです、
これは、ダイエットにも効果があります。
●代謝亢進
早朝の時間帯に走ると、体温があがり代謝も良くなります。
経験している方は実感できると思いますが、代謝が亢進して体が軽くなってきます。
その日の行動で脂肪燃焼がしやすい身体になっているのも嬉しいですね。
●時間の有効化
早朝ランをすませると、その後1日が有効に使えます。
目覚めもスッキリ、心も身体もリフレッシュされ、全身にスイッチが入ったような感覚になります。
仕事も効率的にこなせる感覚があります。
その他にも思考がスッキリしたり、1日を快適に過ごせたりメリットはたくさんあります(^^
朝ランのデメリット(注意点)
起床して5分後には走り出せるランナーは少ないでしょう。
起床後は体の体温も低めで身体が動きません。そのために無理は禁物です。
●ストレッチの時間を少し多めに!
夏場での早朝ランニングは気持ちがいいですよね。
しかし冬は寒いために、夏と比較して体が目覚めるのに時間がかかります。
そのため、いつもより体を動かすストレッチを多めにとりましょう。
走る前にウォーキングするのがお勧めです。
そして徐々にペースを上げて最後もダウンジョグやストレッチして終了しましょう。
●体調によっては取り止めることも大切!
早朝は血圧が安定しないケースがあります。可能であれば血圧をチェックしてみましょう。
血圧が高い状態でムリな負荷がかかると血圧が上昇するスクがあります。
また、怪我を起こしやすくなりますので注意が必要です。
●長距(長時間)は走らない!
空腹の状態で長距離走るのは低血糖になり危険です。
一方で一流ランナーやシリアスランナーはあえて脂肪を上手に燃焼しやすい身体作りのために敢えてトレーニングに取り入れている人もいます。
一般的には1時間ほどにしておくのが無難ではないでしょうか。
ただし、通勤ランなど、途中で飲食など栄養補給をしながら長い時間走るのであれば問題ないでしょう。
あとがき
風のない快晴の早朝ランは気持ちがいいですよね~。個人的にはこの時期の早朝ランは大好きです(^^
といっても週末くらいしか行っていませんが(汗
平日は娘と愛犬とのウォーキングが日課です。
それでもスイッチ入ります♪
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