ランナーのためのランニング障害SOS

まつだ整形外科クリニック

脊柱起立筋 ランナーの筋トレ2

2013年11月24日

こんにちは!ランニング障害SOSサイトを運営している
日本医師ジョガーズ連盟会員ランニングドクター
(整形外科医)の松田です!

この週末は大田原マラソン、福知山マラソン、つくばマラソンなど、
全国各地で大会が開催されました。

好天に恵まれた大会が多く、ランナーにとっては心地よく
走れたのではないでしょうか(^^

私のフェイスブック友達も何人も大会の様子を
報告していました。

まだ復帰までほど遠い私には、チョピリ羨ましくも
ありますね(^^;

さて、今回はランニング欠かせない筋トレ第2弾。

ということで。腰痛を解消し、ランニング度フォームを安定させる
「脊柱起立筋」について解説します。

脊柱起立筋(せきちゅう きりつきん)

脊柱起立筋 (erector spinae)

 ・腸肋筋 (ちょうろくきん)
 ・最長筋 (さいちょうきん)
 ・棘筋  (きょくきん)

この筋肉は、体幹の骨盤から頸部まで縦走する筋です。

上記の腸肋筋、最長筋、そして棘筋の3つの筋で
脊柱起立筋を形成しています。

●主な働き

✔腸肋筋
腰椎の伸展や側屈

✔最長筋
東部、頚椎、脊椎の伸展、側屈や回旋

✔棘筋
脊椎の伸展や側屈

ランニングとの関係

仙骨や腰椎の支持機能を強化して、骨盤を正しく回転させて
ひねる動作に役立ちます。

また腹筋強化をしすぎた場合に腹筋と背筋のアンバランスを導く
骨盤傾斜を和らげます。

脊柱起立筋の筋トレ方法(誰でもできる!)

バックエクステンション・プレスアップ

1.うつぶせで腕をプッシュアップの姿勢で地面に置き、
両脚は伸ばしましょう。

2.身体が床を離れるまで腕を押します。この姿勢で10-15秒ほど
保ちましょう。その間は呼吸をしていましょう。

3.肘を曲げて腕を下げ、元の姿勢に戻りましょう。

memo

多くのランナーが腹筋は気にしていますが、腰部や臀部への関心は
低くなりがちです。

強い臀筋や支持する腰部がなければ十分な筋力を発揮できません。

腹筋と背筋は非常に大切な関係であり、腹筋と背筋のアンバランスは、
骨盤の不良なアライメントを引き起こし、ランニングパフォーマンスを
妨げる要因になってしまいます。

あとがき

先日、「激増するマラソン大会難民」についての記事を見つけました。
いやはやその通りですよね!出たい大会ほど出れません(涙

どうにかならないでしょうか。
近いうちに、私なりの考えをブログでアップしたいと思います(^^;

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