ランナーのためのランニング障害SOS

まつだ整形外科クリニック

妻沼駅伝

2018年2月13日

こんにちは!まつだ整形外科クリニックの理学療法士の法貴です。

2月に入り冬も折り返し地点を通り過ぎた感じがあります。

フルマラソンで言ったら30kmぐらいでしょうか(笑)

ここあたりからエネルギーが切れてきてバテ始めるところになりますね、2月も元気にランニングを楽しみましょう!




今日は2017~18シーズンの大会レポート第3弾です。

フルマラソンのさいたま国際、30kmのベアリスときて、今回は駅伝です。

まつだ整形外科クリニックのお膝元である熊谷市妻沼で開かれた【第31回熊谷めぬま駅伝大会】に初参加してきたのでレポートしたいと思います。

熊谷めぬま駅伝

妻沼は熊谷市の北に位置しており、利根川を挟んで群馬県太田市とも接している地域になります。

平成の大合併で熊谷市になる前は妻沼町といい、人口は27,000人程度の小さな町でした。

そんな妻沼で初めて駅伝大会が開かれたのは31年前に遡ります。

ローカルな大会なのですが人気もあり、今年は中学生から大人まで合計で234チーム・1170人が、妻沼の町を走り抜けタスキをつなぎました。

参加するランナーはレベルも高く、実業団や高校駅伝部なども参加するため、緊迫したレースをみることができる大会になっています。

この日の熊谷市は午前9時の時点で気温3度、風も吹いていて寒さが身に染みましたが、天気は快晴で澄んだ空気の中を走ることができました。

チームは中学男子・女子、一般男子・女子・混成の5部門に分かれます。

1チーム5人で編成され、第1~5区に区間割りがされています。

妻沼中央公民館をスタートして妻沼町をぐるっと回り、計13.8kmを走って妻沼中央公民館に戻ってくる、ワンウェイコースとなっています。

各中継所には選手用にトイレが2つほど設置されていました。

比較的距離は短いのでタイムが速く、スピードが出るコースといえるかもしれません。

各区間の特徴

第1区

第1区はスタートの妻沼中央公民館から第1中継所の榎波神社前まで3.1kmです。

スタート直後はランナーが密集している上に、公民館を出てからの道路が道幅が狭くなっています。

スピード以上にうまく混雑している中を抜けられるかといった駆け引きが重要になるかもしれません。

第2区

第2区は1.6kmで最も短い区間になります。

田んぼの間の道を5回折れ曲がりながら走るのでコーナーの処理もポイントです。

短い距離なのでアップでしっかり体を温めて、たすきをもらった直後からスピードに乗れると良いタイムが出ると思います。

第3区

第3区は妻沼東運動公園から荻野吟子記念館までの3.2kmです。

2区や3区は東から西に進むルートで、当日は追い風が吹いていました。

比較的走りやすいコンディションだったかもしれません。

第4区

第4区は妻沼駅伝で最もきつい区間と言われています。

荻野吟子記念館を折り返して利根川の土手沿いを3km以上走るのですが、とにかく向かい風が強く吹いています。

土手沿いなので遮るものもなく、直線をひたすら向かい風と闘いながら走る区間になります。

例年強風が吹くことで知られているようですが、今回も例年通りの押し返されるような強風で多くのランナーが手こずったと思います。

強い脚力と向かい風に負けない体幹が必要になります。

第5区

第5区が最終走者になります。

土手沿いからは離れますが、4区と同様に西から東に戻るルートなので向かい風が終始吹いていました。

第5区まで来るとチーム同士の距離もだいぶ離れてくるので、自分でペースを保ちながら走る必要が出てきます。

周りに他のチームがいないと風よけもできないので、1人で走り切れる安定感のあるランナーが向いているかもしれません。

ゴール付近では応援の人も増えてくるので、声援で背中を押してもらえると思います。

攻略のコツ

こういう見出しをつけると、さも自分たちが攻略したかのようですが(笑)、初参加だったこともあり走ってみて「こうしたら良かった」という点がいくつかありました。

1つは中継所までの送迎です。

選手はトップ選手の予想通過タイム30分前に中継所で点呼があるので、それまでに中継所に着いている必要があります。多くのチームが車を使って中継所まで送迎していました。

送迎ルートなど計算してちょうど良い時間に各中継所に選手が着くように回れると、選手が寒い中待つ時間を短くできます。

2つ目が防寒対策です。

今年も気温が5度を下回っていましたし、風も強い中スタートを待つことになります。

効率的にアップをするためにも防寒対策は必須だと感じました。また、走った後の防寒も大事です。

全力で走った後は汗が蒸発することで特に体温を下げやすいので、次の中継所にあらかじめ上着を置いておくといいですね。

または中継所に置いておいた次のランナーの服を前のランナーが着て回収するのも効率的です。

ただし、これも荷物を置く場所など前日までに決めておくと良さそうです。

今回私たちは時間を取れず下見が十分出来ませんでしたが、コースを実際に見ておくのは必要だなと感じました。

ちなみにチームまつだ整形外科は一般男子110チーム中25位でした。

目標は30位以内だったので目標達成できて良かったです。

個人戦になるマラソンとはまた違った楽しみがあり、職場や友人とチームを組んで駅伝を走るのはオススメです。

機会があればぜひ妻沼へ!



左からまつだ整形PT法貴・藤田、健スポ非常勤Dr北原、健スポPT荻原・黒木

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