ランナーのためのランニング障害SOS

まつだ整形外科クリニック

過剰骨障害(三角骨)

2013年11月7日

こんにちは!

ランニング障害SOSサイト運営している市民ランナー整形外科医の松田です!

現在、みなさんに向けて「無料レポート」を執筆しています。読んで得する濃い内容になりそうです(^^
このサイトでアップしますので、完成までお楽しみに~♪

さて、<足のランニング障害>における過剰骨障害について説明します。

三角骨障害

三角骨は足関節の後方に位置する過剰骨(副骨)で、これによって痛みを呈するものを三角骨障害と言います。

多くは、足関節を下に反る(底屈)ことが多いクラシックバレエやサッカーなどで多く見られます。

ランニングのみでは症状が出ないことがほとんどですが、捻挫などを契機として痛みを呈することがあります。

●症状

典型的な症状としては、走るときやサッカーのインステップキックで足関節の後方に痛みが生じます。

また、足関節の底屈によって疼痛や圧痛を認めます。

また、三角骨近傍を長母趾屈筋腱が走行しているために、腱鞘炎を伴うことがあります。

●診断

上記の症状に加えて、X線撮影で距骨後突起部分に三角骨を確認できます。CT,MRIでより詳細にわかります。

●治療

テーピングによる底屈の制限を行います。また、内服や注射による鎮痛処置を行います。

なお、改善しない場合は三角骨摘出術を行います。最近では関節鏡視下手術で行うようになっているため、術後の早期回復が期待できます。

三角骨障害のまとめ

✔底屈によって足関節後方に痛みを呈する
✔ランニングでは捻挫を契機になることが多い
✔テーピングによる底屈制限を行う
✔関節鏡視下手術で可能になっている

—-あとがき—-

走った後のビールは格別ですが、仕事を終えてからのビールもたまりません(^^

それでも週に2,3日の休肝日を作ると、身体が軽く体調がいいですね~♪

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